![]() |
|
|
旅行 | エンターテイメント | 美容・健康 | 恋愛・性 | 食 | 住まい | パソコン教室 | マネー・経済 | 商品開発 | 生涯現役大学 | 介護 | ランキング | Q&Aコミュニティ | リンク集 | メールマガジン | |
赤ワインと グラスの美しい関係[語り] 社団法人・ 日本ソムリエ協会会長 熱田 貴さん グラスにこだわれば、赤ワインがもっとおいしい。
|
![]() |
|
気持ちまで緩やかにさせるカットの美しいグラスは、シャンデリアやキャンドルの炎の元で使いたいもの。グラスに入れておくうちにおいしくなるということはないので、ちょうど飲み頃のワインを入れて(右)。 ブルゴーニュなら、空気に触れさせながらデリケートな変化を楽しめる金魚鉢のようなラウンドをもったタイプのグラスを。ボルドーなら、その重めの香りと味わいを楽しむためにエッグ形のグラスを(左)。 |
「ただ、グラスだけは妥協したくない。そのワインに合ったグラスを使ってほしい」と熱田さん。
「たとえばドイツのフランケン地方のワインは酸がとても強いので、グラスではなくて陶器、日本の湯のみ茶碗のようなもので飲みます。これで飲むことによって酸が和らぐのです。ハンガリーやオーストリアの土着的なワインは、素朴な素焼きの器で飲むこともしばしば。フランスやイタリアではさまざまなタイプのグラスが使われます」
また、デキャンタは、ボトルから移すことによってワインが眠りから覚めるとされているが、単品のぶどうで作ったワインはやらない方がいいとのこと。
飲むワインによってグラスを変え、そのグラスによって味わいが違ってくる、そんな視点でワインとグラスの関係を見直すと新しい発見があり、楽しみも広がるはずだ。そこで熱田さんにお勧めのグラスをうかがってみた。
「私個人の好みですが、強いて言えば、ロブマイヤーとリーデルです。どちらもオーストリアのもの。ロブマイヤーは比較的高価なグラスですが、使ってみれば私が下手な講釈を言うより、そのよさがわかってもらえるはず。リーデルはロブマイヤーに比べて少しカジュアルですが、おいしさを引き出すグラスとしてレストランなどでも安心して使われています。フランスにはカットの美しいグラスもありますが、これはシャンデリアやキャンドルの炎があってこそ映えるグラス。 誰とどこで飲むかでグラスを変えるのも楽しいでしょう」
![]() |
|
赤ワインは飲む直前ではなく、前もって空けておくと、ワインが空気に触れておいしくなりますが、早くおいしく飲むためには、デキャンタに移すのも一方法。空気に触れる面が大きくなるので、熟成も早まります(右)。 夫婦で必ずしも同じグラスを使わなくてもOK。1本のワインをふたつの違うグラスに注いで、味わいの違いを楽しんでみても。どちらがおいしいと感じるか、そんな話をしながら……(左)。 |
リーデルは『機能は形の母である』の信念のもと、ワインの蔵元、生理学者、リーデルの三者が研究を重ね、それぞれの銘柄に合ったグラスを開発している。
「シャツに合わせてネクタイを代えるように、ワインに合わせてグラスを代えるのが、おいしいワインの飲み方です」 と、グラスウエアショップ『ザ・ウイスキー』のオーナーの二唐武平さん。
一方、ロブマイヤーは、ウィーン王宮などのシャンデリアを長年手がけてきた会社で、ワイン好きなら一度は耳にしたことがあるはず。
「鉛を含まないカリクリスタルを使用し、ひとつひとつが完全な手作り。透明度の高さ、限界を極めた薄さ、やわらかさ、口当たりのよさが特長です。屋外やホームパーティーなどで気軽に使うには、ステムの短い背の低いタイプを」 とは、ロブマイヤー日本総代理店『株式会社ロシナンテ』の志村喜世美さん。
「グラスを扱うときに注意したいのは洗い方。ワインが入るボウルの部分とステムとの接点が1番割れやすいので、ボウルを持つといいですよ。洗剤を使うと匂いが残るので、手や口の脂がついた部分のみにして、あとは水か湯で洗います。最後にグラス用のふきんで磨き上げると繊維が残らず傷もつきません」 ワインの銘柄や値段を気にするのではなく、グラスにこだわりグラスを楽しむ、これが赤ワインの本当のおいしさを味わう秘訣。熱田さんは言う。 「自分だけでなく、回りにいる人が『あのグラス、いいなあ。あのワイン、おいしそう』と思えるようなグラスと楽しい時間を過ごしてもらいたいですね」
| ページトップへ↑ |