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素材・製法を追求したこだわりの地ビールが飲みたいビール本来のバラエティ溢れる風味を楽しむことができる地ビール。その個性的な味わいは、私たちを未知なるビールの世界へと誘ってくれる。日本の地ビール琥珀色に輝く液体、ビールは日本で最もよく飲まれているアルコール飲料である。2000年度の年間消費量を見ると、アメリカ、中国、ドイツ、ブラジルに続き堂々の世界第5位で、約710万キロリットル。ひとり当たりに換算すると約56リットル飲んでいることになる(ビール酒造組合調べ)。炭酸ガスの爽やかな喉ごしとホップのほろ苦さは、和食のようにデリケートな味を好む日本人にぴったりの飲み物といえるだろう。
ビールには実はたくさんの種類がある。これはビアスタイルと呼ばれるもので、『ピルスナー』や『ペールエール』、『ヘレス』など、ビール好きに限らずとも、一度は耳にしたことがあるだろう。ビアスタイルはまず、発酵の違いによって「エール(上面発酵)」と「ラガー(下面発酵)」に大別される。エールとは、酵母がビールの上面に浮かび上がる発酵方法、ラガーはその逆のことをいう。次に発祥国や特徴の違いなどによっても細かく分類され、すべてのビアスタイルを挙げるとなんと100種類近くもあるのだ。 今でこそ日本でも旅先でひと味違う「地ビール」を楽しめるようになったが、それはここ7〜8年のこと。それまでは酒税法で年間最低製造量2000キロリットルと定められていたため、製造権は一部の大企業に握られていた。結果、質的には優れているものの、個性という点では輸入ビールに頼らざるをえなかったのだ。こうした状況に変化が訪れたのは平成6年、年間最低製造量が60キロリットルに引き下げられてから。小口醸造が可能になったことで、全国に次々と地ビール製造所が誕生。 ピルスナーやデュンケルといった世界各国のビールから、地元の特産品を原材料に使ったスペシャルビールまで、バラエティ豊かなスタイルの地ビールが作られるようになったのだ。現在ではその数約280社に昇り、それぞれ大手ビールメーカーでは作り得ない、特徴ある味わいを生み出している。 麦100%、それが地ビール日本の大手メーカーのビールには、麦芽、ホップ、酵母に加え、米やコーンスターチといった副原料が使われることが多い。しかし地ビールの多くは、副原料を一切使わない麦100%の「オールモルト」がほとんどだ。では、地ビールの個性的な味は、いったいどこから生まれるのだろうか。そこで新潟の地ビールメーカー『エチゴビール』を訪ねてみた。 エチゴビールは、ビアスタイルの特徴をより際立たせたビール作りに定評がある。英国系の飲みやすい『アンバーエール』、苦味と香りが爽やかな『ペールエール』、フルーティーな『ヴァイツェン』といった定番スタイルのほか、季節ごとに繊細で個性的なビールを製造している。
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