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トップページ >  > コラム【特集:コーヒー】 > 好みのコーヒーを見つけるために豆のすべてを知り尽くす(1/3)

好みのコーヒーを見つけるために豆のすべてを知り尽くす(1/3)

心をなごませてくれるコーヒーの豊かな香り。カップを傾けながら、ときには、はるか遠きコーヒーの産地や歴史に思いを馳せてみたい。

名品を育む条件

コーヒーの木は、アカネ科コーヒー属の常緑樹で、約40種あるといわれている。そのなかで飲料に用いられるのは、『アラビカ種』『ロブスタ種』の2種類。特にアラビカ種は、品質、風味ともに優れており、日本で消費されるコーヒーの約7割を占めている。なかでも、幻のコーヒーとして絶賛された『トラジャ』を今日に甦らせた『トアルコトラジャ』は、アラビカ種の名品として名高い。

コーヒー豆の銘柄は、栽培された地方の名前で呼ばれることが多い。なぜなら、豆の個性はその地方の気候風土によって育まれるものだからだ。アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ、ジャマイカ東部の名峰ブルーマウンテン、ハワイ諸島最大の島であるハワイ島のコナなど、コーヒーをそれほど知らない人でも、これらの銘柄は耳にしたことはあるだろう。

熱帯性の植物であるコーヒーの生産国は、『コーヒーベルト』と呼ばれる北回帰線と南回帰線の間(北緯25度〜南緯25度)に集中しており、その数は60数カ国にもおよぶ。高地で栽培されるものほど実がよくしまった品質の高い豆になるが、コーヒーの木は寒さに弱いため、霜が降りるところは栽培に適さない。もっとも適した栽培条件は、標高1000〜2000メートル、年間降水量は1000〜2000ミリ、ただし生長期には雨に、開花期は晴天に恵まれ、収穫期は乾燥する気候。名品と呼ばれるにふさわしい豆を育てるには、さらに水はけ、土質、日照時間、気温など、さまざまな条件を兼ね備えていなければならない。私たちが普段何気なく飲んでいるコーヒーは、とてもデリケートな生きものなのだ。

代表的なコーヒー豆の種類と特徴
種類 産地 特徴
トアルコトラジャ インドネシア 芳醇な香りとコク。酸味と苦味が調和
キリマンジャロ タンザニア 強い酸味と深いコクを持つ
コロンビア 南米 甘い香りとやわらかな酸味が特徴
ブラジル 南米 風味がよく、適度な苦味がある
モカ イエメン 独特の甘い香りと酸味、深いコクを持つ
グァテマラ 中米 味わい深いコクとやや強めの酸味が特徴
ブルーマウンテン ジャマイカ まろやかな苦味と軽い酸味、甘味を備える
ハワイコナ ハワイ ほどよい酸味を持つトロピカルな飲み心地

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