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トップページ > 美容・健康 > コラム【健康づくり】 > グルコサミンとコンドロイチン、2つのサプリメントで関節の痛みにさようなら

グルコサミンとコンドロイチン、2つのサプリメントで関節の痛みにさようなら

 
薬剤師福井透さん

福井 透
薬剤師


塩野義製薬・研究所、学術部勤務を経て、埼玉県川口市で福井薬局を開業。著書に『薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルの使い方』『症状改善のためのビタミン・ミネラルの摂り方』(共に丸善)など。

取材協力:福井薬局

たとえば階段を上るとき。
突然、刺すように走る鋭い関節の痛みは、骨と骨のクッションの役割を果たす軟骨が磨り減っているサイン。
話題の成分、グルコサミンとコンドロイチンを上手に取り入れて軟骨の再生を助けることで、つらい痛みをやわらげ、快適な日々を送りましょう。

60代でなんと8割の人が変形関節症

膝、股関節、肘など、加齢とともに関節の痛みを訴える人は多い。その多くは「変形性関節症」で、患者数は全国でおよそ800万人とも言われている。早い人で40歳くらいから始まり、60歳を過ぎると実に8割の人に、程度の差はあれ症状が見られるとか。特に女性に多いのも特徴だ。

変形性関節症は、骨と骨の間でクッションの役割を果たす軟骨が磨耗することで起こる。加齢に伴い、軟骨や潤滑液「滑液」の再生能力が低下すると、軟骨の衝撃吸収力も低下。結果、軟骨や骨、腱がお互いに擦れ合って損傷し、痛みが起こる。

もっとも症状が出やすいのが、常に体重の2〜3倍の負荷がかかる膝。初期段階では、関節を強く曲げ伸ばすとコツコツ音がしたり、関節が腫れて水が溜まったりする。これが進行すると、安静時にも痛みを感じるようになる。放っておくと、膝に体重がかかるたびに激しく痛み、歩行さえ困難になるから、早めの対策が必要だ。

最新栄養学や健康先進国アメリカのサプリメントに詳しい薬剤師、福井透さんに聞いた。
「もっとも効果のあるサプリメントは、『グルコサミン』と『コンドロイチン』。多くの研究発表で、これらを補給することで症状が著しく改善した例や、その安全性も報告されています」

サプリメント摂取のほか、ダイエットや筋力強化も必要

正常な関節と炎症を起こした関節

変形性関節症は、膝、股関節などで多く起こる。骨端をカバーする軟骨の擦り切れと、滑液の減少によって、関節がこわばり痛む。グルコサミン、コンドロイチンの長期服用によって、軟骨と滑液の再生を促し痛みも緩和することができる。

アミノ糖の一種、グルコサミンは、軟骨を構成する素になるものであるが、軟骨の衝撃吸収能力をアップし、摩擦を減少させる働きももつ。一方、軟骨や腱などの結合組織に多く含まれるゼラチン状物質、コンドロイチンは、弾力を維持するだけでなく、軟骨の分解を防止し、コラーゲンなど軟骨の主成分の生成を助ける。これらを含むサプリメントを毎日摂取すれば、2ヶ月ほどで効果が。

「摂取量の目安は、グルコサミンが1日1000〜2000mg、コンドロイチンは800〜1200mg。量が少ないと効果がでないことがあるので、サプリメントの配合量をよく確かめて」
痛みがひどい場合は鎮痛剤を用いるが、胃に負担をかけたり、軟骨の再生を妨げるなどの副作用の心配があるため、長期間の服用は望ましくない。
「痛みが気になる方には、漢方薬がおすすめです。また、最近では痛みを緩和する、松節やウイキョウ入りサプリメントもあります」

しかし、サプリメントだけで安心してはいけない。なぜなら、膝の変形性関節症は大腿部の筋力の弱い人やO脚の人、肥満の人に多いからだ。
「痛みを理由に体を動かさないと、筋力が低下するうえ、関節が硬くなったり、軟骨の新陳代謝が低下して、かえって症状が悪化することも。水泳、自転車、ダンベル体操など、関節に負荷の少ない運動で体重コントロールと筋力アップに努めてください。関節症のそもそもの原因である老化は、栄養不足からも起こります。ビタミンC不足では丈夫な軟骨はできません。根本から関節痛を予防するには、毎日マルチビタミンを摂りましょう」

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