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日本企業のトップを直撃! シニアコミュニケーション社長 山崎伸治対談 シニア型社会への指針

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第2回対談 株式会社 ファンケル 名誉会長 池森賢二さん (1/3)

株式会社 ファンケル 名誉会長 池森賢二さん

株式会社 ファンケル 名誉会長
池森賢二さん

人を思いやる心が最も大切なこと

経営で最も大切なことは、人を思いやる心だと今でも信じています」とは、ファンケル創業者の池森賢二さんの経営哲学。
たった一人で無添加化粧品の販売会社を立ち上げたのは1981年8月のこと。以来、この経営哲学は初志貫徹され、いまや“カリスマ”と呼ばれるまでに至っています。
常に新しいことへのチャレンジを続けてきた池森さんは、現在のシニアマーケットをどのように捉え、そしてファンケルはこれからどんな方向に向かっていくのでしょうか。

現在の日本のシニアは「価値あるものは高くても」という面と「1円でも安く」という両面で生きているんです

山崎: 日本ではこれから50歳以上の人口がどんどん増えていくわけですが、その年代の方々に対して、池森会長ご自身はどんなイメージを持っていらっしゃいますか。

池森: これから3年間にわたって団塊の世代の方々が退職を迎え、55兆円ほどのお金が動くということが一般に言われていますね。しかし実際にシニア世代の方々に話を聞いてみると、実は私の知っている限りについては非常に堅実なんです。

この年まで働いてきたのだから、リタイア後の人生はのんびり暮らしたいという方は、1割いるかいないかでしょう。あとの方たちは、給料が半分に下がってもいいので定期的な収入は得たいと考えていて、のんびり老後を楽しみたいという方はかなり少ない。 ですから、55兆円ものお金が世の中に出回って潤うといわれていますが、一般のマーケットにはあまり出回らないのではないかと考えています。私の目から見ると、堅実に生きていこうとするのがシニア世代なんですよ。

山崎: 私も、池森会長がおっしゃるように、シニア世代の方々は、何にでもお金を使う人たちではなく、まさしく選択消費をされる方たちだと考えています。

また、2007年から団塊世代が大量退職するので一気にマーケットが変わるという論調が世の中で多いのですが、決してそうではありません。最近出版した団塊の世代についての著書の中でも触れています。

50代からリタイアをしている人もいますし、逆に今は定年延長もありますし、リタイアしたからといってまた別のところに勤めに行かれる方も多いので、本当の意味でのリタイア後の生活にはならないのです。この点からもリタイアした人というのが一気に増えるわけでなくて、徐々に、増えていくのがここ数年間かなと考えています。

池森: 実は私自身が選択消費者なんです。普段は有名ブランド品を好む家内と100円ショップにも行くんですよ。この間なんて6,000円くらい買っちゃってね(笑)。できるだけお金をかけなくてもいいところは節約するようにしています。

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