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日本企業のトップを直撃! シニアコミュニケーション社長 山崎伸治対談 シニア型社会への指針

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第8回対談 エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 有明一夫さん

強みは「多角的な分析力」それを支えているのが「豊かな経験の持ち主」 (1/2)

エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ株式会社
代表取締役社長 有明 一夫さん


エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズは、大和証券グループのエヌ・アイ・エフベンチャーズと、三井住友フィナンシャルグループのSMBCキャピタルという2つの企業が、2005年に合併して新たにスタート。ベンチャー企業を対象とする投資会社、ベンチャーキャピタルとして国内有数の成果を上げている企業です。シニアコミュニケーションもこのエヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズの支援を受けて成長を得てきました。また、「シニアビジネス応援ファンド」をともに設立するなど、深い関わりを結んでいるパートナーでもあります。そこで、同社の有明一夫社長に、シニアに対する思いと、ご自身の将来についてお話を聞きました。

日本人は年齢を意識しすぎている。年齢のことなど忘れて働ける環境が必要

山崎: 一昨年、私たちシニアコミュニケーションのグループ会社「シニアインベストメント」とともに「シニアビジネス応援ファンド」を設立させていただきましたが、あらためてお聞きしたいと思います。有明社長は日本のシニアをどうとらえていらっしゃいますか?

有明:  私自身もうすぐ56歳ですから「シニア」なのですが、以前から不思議に思っていることがありました。それは、日本人が必要以上に年齢を気にする、ということです。なにかというと歳で人を判断する。私は、元気に働いている人が40歳だろうと70歳だろうと、違いはないと考えます。ですから、それまで素晴らしい成果を上げてきた方が、60歳になったとたん定年になり、仮に再就職をしても収入が半減してしまうような現状はおかしなことだと感じているのです。

山崎: 同感です。仕事内容によっては、長年培った知識や経験で、若い層には真似のできない仕事をやり遂げる人もたくさんいらっしゃる。年齢が一定のラインを超えたとたん、自動的にその人の価値が下げられてしまう状況は、やはり健全ではありませんね。

有明: そうですよね。当社は企業に投資を行う会社です。投資判断の際には、その企業が抱えている経営状況や技術水準などを、多角的に分析しなければいけません。そこで、様々な分野で豊富な経験を積んだ方々をテクニカルアドバイザーとして招聘し、特に技術面の目利き役として活躍していただいています。皆さん、本当に素晴らしい力を発揮されていて、私たちにとっても大変心強い存在です。年齢によってその人の価値が決まるのではなく、あくまで備えている知識や経験値、能力で決まるような環境が早く整うように望んでいます。

山崎: テクニカルアドバイザーの皆さんは、自分ならではの力を存分に発揮できる場を得ているわけですよね。お金だけでなくそこに大きな喜びを感じていらっしゃるのではないですか?


有明: そう思います。明らかに高いモチベーションを持っています。「もう○歳だから……」とか「まだ○歳だから……」と考えるのは、日本人の悪い癖。これが少しずつでも変化していくといいですね。私の趣味はゴルフなのですが、大和証券に入社して間もないころ、当時の支店長クラスとコースに出たことがありました。その頃の私の目から見たら、支店長たちは「いい歳をしたオジサン」です(笑)。ところが、本気でドラコン賞をとろうとするんですね。「オジサンなのに、なんで本気になっているんだろう」と若い私は思ったわけですが、今ではその気持ちがわかります。あのとき支店長たちは、自分がオジサンだなどとは考えもしていなかったんですよね(笑)。

山崎: もちろん、自分の年齢は理解しているんでしょうが、夢中になる場面では歳を忘れてしまう……ということですね(笑)。当社の会員のかたにも、そういう人が多いです。「歳をとって衰えた」などとは、まったく思っていない。そこが素晴らしいところですよね。

有明: そうです。人は一所懸命に走っている間は何も考えません。走ることができているわけですから、その人は年齢のことなど気にかける必要もないんです。ですから、シニアコミュニケーションがアクティブなシニアを応援するビジネスをしていることに対して、大いに共感しています。

「はた」を「らく」にする。それが仕事の本質

山崎: 有明社長とこうしてお話をしていると、こだわりを強く持つ人のように感じます。何か座右の銘のようなものがあるんですか?

有明: 座右の銘というほどでもありませんが、昔から好きな言葉があります。それは「はたらく」です。「人が動く」と書く「働く」ではなく、「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味合いの「はたらく」です。証券マン時代から今に至るまで、若い社員に話をする際には、この言葉をよく使いますよ。「私たちは、はたをらくにするために『はたらく』のだ」という話をするんです。

山崎: エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズが展開するベンチャーキャピタルのビジネスも、まさに「はたをらくに」ですよね。

有明: そうですね。けれども、どんな仕事にも「はたらく」の発想は重要だと思うんです。そして、自分自身の将来を考えるときにも、この発想をベースにしています。「はたをらくにする」のではなく、「はたに迷惑をかける」つまり「はためいわく」な立場になったなら、そのときが仕事を辞める時かな、と(笑)。やはり年齢は関係ないんです。

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