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トップページ > マネー・経済 > シニア型社会への指針 > 第9回対談 千葉商科大学 学長 慶應義塾大学 名誉教授 島田晴雄さん (1/2)

日本企業のトップを直撃! シニアコミュニケーション社長 山崎伸治対談 シニア型社会への指針

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第9回対談 千葉商科大学 学長 慶應義塾大学 名誉教授 島田晴雄さん

元気なシニアが元気な日本を創るんです。もっともっと自己ルネッサンスをしましょう (1/2)

千葉商科大学 学長
慶應義塾大学 名誉教授
島田 晴雄 さん


島田晴雄さんは日本を代表する経済学者であると同時に、日本の大きな変革につながるような提言を続け、自ら実際にアクションを起こす人としても世界的に知られています。その島田さんが昨年10月、また新しい活動を開始しました。
それがJOINです。 JOINとは都市に住む団塊世代の移住促進を目的に同月発足した「移住・交流推進機構(Japan Organization for Internal Migration)」のこと。総務省、民間企業、地方自治体で構成される大規模な機構ですが、その発起人となり、会長にも就任した島田さんは、これからのシニア社会をどう考えているのでしょうか。島田さんならではの近未来予想図についてうかがいました。

これからはシニアが「ゴールデン・エイジ」。私も60を過ぎてからブレークしました(笑)

山崎: 昨秋、団塊シニアに向けてJOINを発足させたばかりの島田さんですが、現在の日本のシニア層をどう見ていらっしゃいますか?

島田:  端的に言えば、みんな元気だなぁ、と思って頼もしく見ています。さまざまな経験を持っていて、なおかつそこそこのお金も持っている。しかも定年制という背景もあって、時間もたくさん持っている。そんな元気で豊かな人たちだからこそ、企業も大きなマーケットとして期待する。当然のことだと思います。

山崎: 「元気なシニア」といえば、島田さんご自身が本当に「元気」そのものというイメージです。千葉商科大学の学長であり、JOINの会長であり、非常にエネルギッシュに多様なお仕事をされている。それだけでなく、プライベートでも活動的なかただとうかがっています。

島田: 「僕は60を過ぎてからブレークした」と周囲によく言っています(笑)。スキューバダイビングもスキーもゴルフも、私は60代になってから本格的に始めましたからね。近々、プッチーニのオペラを歌う予定もあるんですよ。

山崎: オペラですか? 前々から習っていらっしゃったんですか?

島田: いえいえ(笑)、これも60過ぎて始めたばかりです。あんまりいろいろなことをするものだから、娘たちは「お父さん、どうしたの?」と驚いていますよ(笑)。でも、私はこれからの50代や60代は「ゴールデン・エイジ」だと思うんです。誰しもが私のように、あれもこれもとチャレンジするかどうかはわかりませんが、先ほども言ったように今のシニアは非常に元気です。時間もあるし、蓄えもある。「これからが自分の時代」と考える人がたくさんいるはず。ですから今日、シニアコミュニケーションの山崎さんに会えるのをとても楽しみにしていました。まさに「元気なシニア」のことを誰よりも知っている人なんですから、JOINに関わる部分でもいろいろヒントを教えてほしいと思っていました。

山崎: 光栄です。ところで、島田さんご自身はリタイアについてどうお考えですか? 教育が本業でいらっしゃいますから「まだまだ現役」ということだと思いますけれど。

本格的な「学びの場」を多くの人が待ち望んでいるはず

島田: おっしゃるとおり、教育という仕事は時間をかけてやるものですから、私自身はまったくリタイアする気などありません。それと、教育についてもう1つ。私は、今のシニアの皆さんは「学びたい」という願望も強いはずだと考えているんです。どうでしょう?

山崎: 島田さんが重ねておっしゃるように、シニアになって時間ができた、という人が大勢います。そうした人たちが「今まで学べなかったものをこれから」と望んでいる声は、以前から聞こえていました。教育の領域でも、そうした空気を察知しているところが、シニア向けのセミナーなどを開いたりしてもいます。ただ、本音を言えば、もっと本格的に学べる場があればいいのに、とも考えています。

島田: やっぱりそうですか。カルチャースクールだとか、短期的なセミナーのような類ではなく、例えばシニアのための大学ができたら「本格的に学べる」と喜ぶシニアが多数いるんですよね。

山崎: そうなんです。でも、なかなか具体的な話にはならなくて……。会社を定年退社した男性の中には、「自分が所属する集団」を失って不安を感じている人も少なくありません。「学びの場」は、そういう人たちにも大いに貢献するはずだと思うんです。

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