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トップページ > 住まい > コラム【インテリア】 > 「捨てる技術!」で、憩いのわが家を手に入れる(3/3)

「捨てる技術!」で、
憩いのわが家を手に入れる(3/3)


捨てる!&選ぶ!ポイントとは?


前回は、「捨てる技術!」の著者であり、生活アドバイザーである辰巳渚さんに、夢の住まいを手に入れる「モノとのつき合い」について教えていただきました。大切なのは、単にモノの量を減らすことではなく、自分や家族にとって本当に必要なモノを選び取ること。そこで、今回はSTAGE世代の方の質問を通して、辰巳さんに具体的な「モノを選び、捨てるポイント」についてアドバイスいただきました。


Q.

とにかくわが家はモノが多い。どこから手をつけたらいいか、判断し兼ねるのですが――。

A.

まずは、身の回りに「使えないモノ」「使わないモノ」がないか考えてみましょう。取っ手の取れかかったカバン、染みの取れないスカート、吸いつきの悪い掃除機など、使えないのにしまい込んでいるモノはありませんか? 「直せば使える」モノは放置される可能性が高いでしょう。捨てないなら、すぐ直す覚悟が必要です。また、カセットデッキ、読み終えた推理小説、デザインの古いジャケットなど、今後使う見込みのないモノも処分しましょう。「とりあえず取っておく」は禁句です。

Q.

玄関に傘や靴、サンダルなどがあふれています。夫は、まだ「使えるモノ」だから収納スペースを増やすべきというのですが…。

A.

それらのモノはしまっておいて使う日が来るでしょうか。もし「全部は使わないだろう」と思うなら、色やデザインが好きか嫌いか、「使い切った感」があるかどうかを基準に取っておくか否か決めてみては。たとえば、「このサンダルはひと夏履き倒した。だから捨てる」といった自分なりの「見切り」のルールを作ってもいいでしょう。

Q.

モノは減らしたいのですが、おみやげやプレゼントなど頂きモノは、申し訳なくて処分できません…。

A.

「人様からの頂きモノだから」と似合わないとわかっている洋服を着続けたり、部屋の雰囲気に合わないと感じつつ土産の品を飾っている方などいますが、自分らしくない、居心地が悪いと感じるなら、気持ちだけ感謝して、思い切って処分するのも賢明な判断です。それがあることで「自分が心地よいかどうか」を基準にモノを選ぶべきでしょう。


Q.

年末の大掃除以外、モノを捨てるきっかけがなくて、困っています(家族への口実が欲しいのですが)。

A.

昔は土用干しと言ったように、夏は「虫干し」に適した季節ですから、それを口実に、しまってあるモノを全部出して点検してみては。「これほど多くのモノをしまい込んでいたんだ」と実感できたら、自然と捨てる気持ちが芽生えるでしょう。子供が独立するときも、在庫一掃の良い機会になるはずです。

Q.

わが家の玄関やリビングには、旅行時に買った置き物や、子供の置いていったぬいぐるみなどがたくさん並んでいます。処分しようと言ったら、妻に大反対されました。

A.

モノを捨てる目的は「本人、そして家族が幸せであること。生活を楽しむこと」。価値観は人それぞれです。それによって、家族が多大な苦痛を伴うなら無理して捨てることもないでしょう。ただし、玄関は「家の顔」であり、リビングは家族が集う「パブリックな場所」であることを理解してもらい、少しでも飾る量を減らすか、プライベートな場所に移動してもらうよう願い出てみましょう。


Q.

どこから手をつけるのがお勧めでしょうか。

A.

まずは「キッチン」「洗面所」「風呂場」など実用的なところから始めてみては。賞味期限の切れた調味料や、古い化粧品・整髪料、使い古しの浴槽ブラシなどを捨てるだけでもスッキリするはず。モノを処分する心地良さ、その後の快適さが実感できれば、ご家族もおのずと他の場所も整理してみようと思い始めるのではないでしょうか。

Q.

意外に場所を取るのが、写真や日記、手紙、年賀状など…。思い出の品だけに処分できません。

A.

多くの方が「モノの多さ」を実感するのは、自分の親が亡くなったときと言います。親世代はモノ持ちの人が多いですから、整理するだけで相当な労力がかかるでしょう。将来、自分の子供に大変な思いをさせないようにと考え、自分の周辺を整理するのも一つの手です。私は小学生の頃、父を亡くしていますが、写真は1枚だけ残して処分しました。たくさんの写真は思い出の残骸でしかありません。1枚の写真を選び取ることで、ずっと深い思いで、生前の生き生きとした父を思い出すことができると気づいたためです。たくさんの思い出の品から「これは」と思うモノを選び取る行為が、逆に、思い出を大切に扱うことに通ずると私は思います。



イメージ

いかがでしたか? 年齢性別問わず、モノの捨て方、選び方は上手い人とそうでない人がいるものです。「どうしてもモノを溜め込んでしまう性質で…」と悩んでいる方も、一つひとつのモノが自分にとって必要かどうか考えるように訓練すれば、「モノへの感受性」が養われていくはず、と辰巳さんは言います。「このままごちゃごちゃしたモノに埋もれて暮らしたくない」「モノと気持ちを整理して、新しいことにトライしたい」と思ったら、いますぐ行動に移してみましょう。


■辰巳渚さん著書

「「捨てる!」技術」 (宝島社)

「辰巳渚の「捨てる!」生活―家まるごと2日でスッキリ!!」(高橋書店)

「辰巳渚の新・収納スタイル―「捨てる!」からはじめる」(高橋書店)

「いごこちのいい家に住む!―自分がくつろぐ家づくりのヒント」(大和書房)


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