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トップページ > 住まい > コラム【移住・ロングステイ】 > いま人気の「昭和30年代」の暮らし(1/2)

いま人気の「昭和30年代」の暮らし
第二の人生、「稼いで」「学んで」「癒される」街へ(1/2)

静岡県伊東市に、昭和30年代の村が再現されるといいます。
一体どのような計画なのか、その現地見学会にお邪魔しました。


実際に住むことができる「伊豆昭和30年代村」

「老若男女が楽しめる「キネマ射的場カフェ・セントラル」」

 

「キネマカフェ伊東劇場」で開かれたイベントの様子

いま「昭和30年代」をキーワードに、古き良き時代を懐かしむ懐古ブームが起こっています。昭和33年の東京を舞台にした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は、昨年200万人超を動員する大ヒットを記録。浅田次郎原作の「地下鉄(メトロ)に乗って」は、主人公がオリンピック景気に沸く昭和39年にタイムスリップするストーリー。実は、その映画のロケ地は今回訪れた静岡県伊東市。昭和の風情が漂う、どこか懐かしい街の姿が採用されたようです。

「あれは何だろう……?」。道行く人が振り返り、自然に足を止める。そんなユニークな遊戯施設が、今年、伊東市内のアーケード街にお目見えしました。 ひとつは、懐かしの「伊豆の踊り子」や「キューポラのある街」の看板を掲げた「キネマカフェ伊東劇場」。場内には、大型スクリーンに映し出された懐かしの名画に見入る人々の姿があります。その近所にある「キネマ射的場カフェ・セントラル」は、昭和30年代の温泉地のごとく、皆でワイワイと射的や吹き矢に興じることができる店。毎週土曜日には、店の前でミニライブや、飛び入り歓迎の卓球大会、アーケード映画上映会などが開催され、気がつけば、大きな人の輪ができています。

実は、これらの新店舗やイベントを運営しているのは、伊東市内に「伊豆昭和30年代村」を計画しているツカサグループによるもの。 「まずは週末、伊東の商店街に人を集める。そんな試みです」というのは、あの「ウィークリーマンション」で有名になったツカサグループ代表の川又三智彦さん。川又さんの構想を元に、いま伊東では、日本の懐かしい街並みを再現する「昭和30年代村計画」が進められているのです。


稼げる、学べる、癒される」住民参加型の村に


「説明する川又社長と、熱心に耳を傾ける見学会参加者」

 

「テーマは「稼げる、学べる、癒される」」

そもそもこの計画は、バブル崩壊時のつらい体験をまとめた川又さんの著書「1000億円失って」の最後につづられた「理想の村」が発端になっています。 「昭和30年代は高度成長前で貧しかったけれど、誰もが夢を持っていて、人と人の触れ合いがありました。あの時代を再現して、誰もが本来の自分を取り戻し、夢を実現できる場をつくる――それこそ、私が本来やりたかったことだと気づいたのです」(川又さん)

この計画を講演会などで話すと、「そんな企画を待っていた!」という声が予想外に多かったことも、川又さんを大きく後押ししたといいます。

「テーマは「稼げる、学べる、癒される」。あくまでも住民が主役です。見世物的なテーマパークではなく、森林や周辺の環境を活かして、住んで、働いて、遊べる居住型のテーマパークを築く予定です。例えば、蕎麦打ちが得意な人なら蕎麦屋を開いてもいいし、グループサウンズが好きだった人は、生演奏が楽しめるライブハウスの店主になってもいい。子供たちに竹とんぼやベーゴマを教えたり、紙芝居や手品を披露すれば、自然と日本文化の伝達にもなります」(川又さん)

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