伝統と温もりの暮らし
古民家に泊まろう(1/2)
日本の気候風土に育まれ、長い歳月を経て住み継がれてきた古民家には、独特の風格と造形美、先人の暮らしを感じさせる味わいが息づいています。ここ数年、古民家の魅力が見直されはじめ、最近では“古民家を再生して憧れの田舎暮しを実現”といった雑誌の特集などをよく見かけるようになりました。また、古材や格子や欄間、縁側や囲炉裏の空間を取り入れるなど、古民家のエッセンスを活かしたリフォームにも人気が高まっているようです。 |
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※地名をクリックすると、各古民家の紹介ページが新しいウィンドウで出ます。 |
現在、日本では古民家のはっきりとした定義はありませんが、伝統的な様式を持つ民家と考えると通常は戦前に建てられたものをさします。また、国の文化財登録制度では築50年を経過した物が対象とされており、このことから半世紀以上の民家は古民家と呼べる時間的条件を備えていると考えられます。古民家には、農村民家、町民民家、武家民家、建家屋敷、庄屋屋敷などさまざまなタイプがあります。
風情ある茅葺や瓦葺の屋根、どっしりとした梁や柱、囲炉裏、土間、土塀・・ その隅々に先人たちの知恵や工夫、伝統の技が生きている古民家。そこから伝わってくる手仕事の温もり、心を和ませる落ち着きが、大きな魅力となっているのではないでしょうか。
古民家の魅力をより深く知るには、実際に古民家で生活してみるのが一番です。全国には宿泊施設として利用できるさまざまな古民家がありますので、いくつかご紹介しましょう。 |
古民家のある町。懐かしい町並みを旅する
愛媛県/内子町・大洲市
近代的でスタイリッシュなホテルも魅力的ですが、ときには気分を変えて落ち着いた古民家の宿で、いにしえの時を旅してみるのはいかがでしょうか。古い町並に息づく伝統美と、ふるさとのような温かさが感じられる町、 愛媛県内子町・大洲市。ノスタルジックな町並みを散策したあとは、古民家の宿でゆるりと過ごす…ここではそんな情緒豊かな旅が楽しめます。
内子町の懐かしく、美しい町並み
江戸から明治、大正にかけて木蝋(晒蝋/さらしろう)で栄えた往時の面影を語る、内子町「八日市・護国の町並み」は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。約600mにわたって民家が軒を連ねるゆるやかな坂道を歩いていくと、「うだつ」「なまこ壁」などの意匠が凝らされた趣きある建物を多く目にすることができます。大正五年創建の歌舞伎劇場「内子座」、重要文化財の「本芳我家」など観光名所も点在。また、内子町にはそれぞれ違った趣を持つ古民家の宿泊施設が3カ所あります。 |
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